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~琴線に触れるお手土産~ 福岡 鈴懸 「〇(えん)すず籠」

~琴線に触れるお手土産~ 福岡 鈴懸 「〇(えん)すず籠」

何とも言えず可愛らしい 老舗の技が織りなす創作和菓子

 福岡で和菓子処といえば必ず名の挙がる、創業九十余年の老舗。初代は「現代の名工」として、卓越した技能を厚生労働省に表彰された名手。その教えに基づく確かな職人技と、伝統を守りながらも新たな試みを取り入れる創作和菓子の店として、高い人気を誇っている。
 思わず顔がほころんでしまう小さなどら焼き「鈴乃〇餅(えんもち)」と、鈴を模したひと口サイズの可愛らしい「鈴乃最中」は代表銘菓として知られる。いつでも食べられるという気軽さの中にも気品溢れる和菓子は、創製されると瞬く間に評判となった。
 吟味された素材、手焼きにこだわった丁寧な工程など、簡素ながら味わいは格別なものである。
 鈴乃〇餅は直径5㎝ほど。こし餡い小豆の粒を合わせた特製の餡を用いている。小豆は北海道十勝産。土作りからこだわり、特別な栽培を行う契約農家から仕入れたもの。じっくりと炊き上げられ、職人の研ぎ澄まされた勘や技によって風味や味わいが引き出され、絶妙な食感に仕上げられている。
 甘さを抑えた上品な餡を包む皮は、とてもきめ細やかな餅粉となる佐賀県のヒヨコモチを使用し、一枚ずつ手焼きされる。ふわっとしながら、もっちり滑らかな食感がなんとも美味。
 鈴乃最中は高さ4㎝ほど。小さくてもきちんと鈴の形をしている。有機栽培で育てられた香り高い新潟県産のこがね餅を使用した皮は、さくっと軽くて香ばしい。ほどよい薄さが、挟み込んだ餡の甘さの奥にある深い味わいをしっかり伝えてくれる。
 代表銘菓を竹で編んで作られた行李(こうり)に詰めた〇すず籠は、贈り物として人気の品。小さな菓子の並んでいる姿が何とも言えず愛らしく、蓋を開けた瞬間から至福の時が訪れるかのようだ。いつもより丁寧にお茶を淹れたくなる。


SHOP DATA

鈴懸

福岡県福岡市博多区上川端12-20

ふくぎん博多ビル1F

(TEL)092-291-0050

(営業時間)9:00~20:00 (定休日)1月1日、2日

www.suzukake.co.jp

 

〇すず籠 2,640円。鈴乃〇餅10個、鈴乃最中9個を詰め合わせている。

文|竹井雅美(編集部) 写真|宮田政也(STUDIO CAPSULE)

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