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~琴線に触れるお手土産~ 京都 鍵善良房(かぎぜんよしふさ)「甘露竹(かんろたけ)」

~琴線に触れるお手土産~ 京都 鍵善良房(かぎぜんよしふさ)「甘露竹(かんろたけ)」

青竹の香りがほのかに移る 瑞々しい夏の京菓子

 京都祇園、八坂神社の門前近くに本店を構える和菓子の老舗。江戸中期、享保年間の創業と伝えられている。のれんをくぐり中に入ると、場所柄、多くの客で賑わいを見せているものの、落ち着きある佇まいに老舗ならではの風格が漂い、ゆっくりと時間が流れているように感じる。
 京の四季を和菓子で彩り続ける店は、毎年夏が近づくと「甘露竹」を作り出す。
 夏の風物詩といえるこの和菓子が、今年も訪れた客の舌を喜ばせている。
 甘露竹は青竹の筒に入った水ようかん。昔から店に伝わる手順により、材料の配合もほとんど変えずに作り続けられている。
 吟味された国産小豆を炊いて裏ごしし、きめ細かくしてから火にかけ、じっくりと水分を飛ばしながら練り上げることでなめらかな餡にする。その餡を寒天を煮溶かした鍋に入れ、上白糖を加えてよく混ぜ合わせる。こうして仕上げられた透明感のある水ようかんは一本ずつ竹筒に注がれ、ふたをするように一枚の笹の葉が巻きつけられる。
 もちろん、使われている竹や葉は自然のもの。大きさを揃えられた瑞々しい青竹が、凛とした涼やかさを放つ。
 いただくときは、竹筒の底に穴を開け、逆さに傾ける。すると、するりと水ようかんが出てくる。それを少しずつ切り分けながら口に運ぶ……。竹の香りがほのかに移った冷たい水ようかんは、口の中で溶けるようだ。
 かなり甘さ控えめであっさりとした上品な味わいながらも、しっかりと感じる小豆本来の風味、つるんとした舌触り、さっぱりとした後味。京の老舗に伝わる水ようかんは、暑い夏に喜んでもらえるお手土産になりそうだ。


SHOP DATA

鍵善良房
京都府京都市東山区祇園町北側264番地
☎ 075-561-1818
9:00~18:00 月曜休(祝祭日の場合は翌日)
www.kagizen.co.jp

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