ホーム / Lifestyle / 舞台 / さあ、MJを讃えよう~『スリラーライブ』クリエイター エイドリアン・グラント
さあ、MJを讃えよう~『スリラーライブ』クリエイター エイドリアン・グラント

さあ、MJを讃えよう~『スリラーライブ』クリエイター エイドリアン・グラント

才能と功績を再発見するために

 エイドリアンは1988年にファン雑誌『Off The Wall』を創刊し、インターネット普及前の世界でマイケルの情報を発信し続けた。それをきっかけに、エイドリアンは1990年にマイケルと初めての対面を果たした。
「人生の中でも最もエキサイティングで印象的な出来事の一つでした。その後、すぐにネバーランドに招待されランチを共にしましたが、それは自分にとってファンタジーの国に行ったような経験でした」
 マイケルと意気投合し、その後、エイドリアンは公私問わずに多くの時間を過ごすことになる。
 エイドリアンは1991年からファンクラブのイベントの一つとして、マイケルの誕生日を祝い始めた。それがやがて『スリラーライブ』の形へと発展する。
「最初は1年に1回、ファンが集まるイベントだったんです。そのうちマイケルもビデオレターを送ってくれたりしてね。10回目の『THE ANNUAL MICHAEL JACKSON CELEBRATION』(スリラーライブの前身にあたる)にはマイケルが来場してくれたんですよ」
 エイドリアンはマイケル本人からも絶賛された『THE ANNUAL MICHAEL JACKSON CELEBRATION』をプロデュースするなど、現在のスリラーライブの形を整えていた。
 一方、マイケルはエンターテインメントにおける揺るがぬ評価と世界的な名声を得た代償として、いくつもの訴訟に巻き込まれ、そしてさまざまなスキャンダルの渦中にいた。
「いつからか、メディアではマイケルの個人的なことしか報じられなくなっていて、その才能は置き去りにされていました。だから、大規模なショーをすることで、熱心なファンだけでなく、多くの人に“マイケル・ジャクソン”という類まれな才能をもったエンターテイナーの存在や音楽を再発見してほしかったんです」
 2006年8月、スリラーライブはロンドンのドミニオンシアターで初演を迎えた。

「マイケルの歴史を旅してほしい」

 2007年にイギリスツアーを敢行するなど、1500人の集まりから始まったファンイベントは世界的なショーへと進化し、2009年1月にはショービジネスの聖地・ウエストエンドに進出。エイドリアンはより多くの人々にマイケルの魅力を伝えることに成功した。
 しかし、2009年6月、50歳の若さでマイケルは突然この世を去った。
「このショーにはマイケルを心からリスペクトするファンのためにつくったという原点があります。ですからマイケルの死を境にショーの内容が変わったということはありません。『マイケルの才能と音楽を再発見してほしい』『観客に楽しんでほしい』といったコンセプトとフィロソフィーは最初から同じです。
 もし変わったとすれば、それは観客の方でしょう。残念ながらマイケルは亡くなってしまったので、二度と本人のライブを観ることはできません。このショーを観て、マイケルへの尊敬を示すことしかできなくなってしまったのですから」
 マイケルの魅力を再発見し、その功績を未来へと残すために、スリラーライブではさまざまな楽曲がカバーされている。
「ジャクソン5の『I Want You Back』『ABC』や『Off The Wall』『Thriller』『BAD』といったメジャーな曲から、それほど知られていない曲まで用意しています。幅広く“マイケル・ジャクソン”を認識してほしいんです。マイケルの歴史を旅するような経験をしてほしいですね」
 エイドリアンはこのショーを通じて、偉大なキング・オブ・ポップを讃えようと誘いかける。
「ショーには5歳の子どもからジャクソン5時代からの楽曲をすべて歌える70歳くらいの人まで、さまざまな人が集まって、一緒に歌い、踊り“それぞれのマイケル”を楽しんでいます。そしてキャストはそれを吸い取り、自らのパワーとしてより高いパフォーマンスを発揮しています。
『スリラーライブ』はミュージカルではなくコンサートなのです。テンションが高い曲もたくさんカバーするので、その時はぜひ立ち上がって参加してください。
 私はマイケルの公演の映像を観て、日本にはすごく親切で優しくて、熱心なファンがたくさんいることを知っています。彼が愛した日本のファンの皆さん、彼の歴史や音楽、才能を皆で共有し、一緒にマイケルをセレブレートしましょう」


■スケジュール
【東京】9月29日(土)~12月9日(日)
東京・六本木ブルーシアター
【大阪】12月18日(火)~27日(木)
大阪・森ノ宮ピロティホール
■料金
【東京】S:8,500円 A:7,500円 学割:6,500円(※A席のみ、要学生証)
【大阪】S:8,500円 A:7,500円 ※3歳以下入場不可
thrillerlive.jp

Scroll To Top