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暗闇坂宮下 神楽
東京・神楽坂

今宵接待ありまして

和食懐石暗闇坂宮下 神楽

傾(かぶき)に究める和食新道

隠れ家的佇まいの軒先には温かな灯りが浮かび、竹に囲まれた細道が店舗へと誘う

隠れ家的佇まいの軒先には温かな灯りが浮かび、竹に囲まれた細道が店舗へと誘う

 夕暮れに映える神楽坂、裏道通りの軒先に灯り始める温かな光が、艶やかな花街に粋な宵の幕明けを伝える。
 政界をはじめ、名だたる著名人らもお忍びで通うという、暗闇坂宮下 麻布、青山の精神を脈打つ神楽のテーマは「傾(かぶく)」。正統をあえて斜めに進むという斬新なスタンスは、「常識にとらわれず常に進化したい」というプロデューサーの宮下大輔氏の心粋(いき)にほかならない。
 従来の和食のスタイルに新風を取り込むべく、料理長をはじめスタッフもみな比較的若い顔ぶれが揃う。しかし、食に挑む姿勢は良い意味で古風かつ真面目。例えば、料理人自ら納得のゆく食材探しに全国を飛び回ることも少なくない。そうして探掘したこだわりの食材は「車海老とトマトの炊き込みご飯 パルメザンチーズ」といった清新な和食に姿を変え、客の感性をくすぐる。基本が整っていればこそ成せる技である。
 中でもこだわりはコース料理の前菜。季節食材を活かし8~9品が揃う。物語を紡ぐかのよう彩りよく構成された品々はいずれも一口サイズで、とりわけ女性客に喜ばれるそうだ。その日最良の食材ばかりを活かしたこの前菜は、日によってバリエーションが変わるため、再訪の楽しみでもある。
 柔らかな暖色に包まれた店内には、料理人の爽快な包丁捌きを目の前で楽しむことのできるカウンターのほか、土壁に描かれた書が味わい深い、ゆったりとした個室も。馴染み客からご新規まで、まるで心を読んでいるかのようなスタッフのきめ細やかな接客も、訪れる者の心に温もりを感じさせる。

カウンター席前では料理人が腕をふるう

カウンター席前では料理人が腕をふるう

土壁に描かれた中原翠涛氏の書が風情を醸す個室

土壁に描かれた中原翠涛氏の書が風情を醸す個室


暗闇坂宮下 神楽
東京都新宿区神楽坂3-2-31大宗第三ビル1F TEL:03-6228-1984
営業時間:ランチ 12:00~15:00(L.O.14:00)ディナー 18:00~23:00(L.O.21:00)
休日:日曜・祝日
席数:個室4室(テーブル2席/4席・座敷6席/8席)、カウンター7席
クレジットカード可
価格:ランチ 1500円~ 夜 コース7000円~
www.ds-miyashita.jp

文・写真|松永理佐

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