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イマドキ女子の恋するマーケティング論 『午前0時過ぎのシンデレラ』

~VOL.11~ 「増贅女子」ぞうしょくちう。

イマドキ女子の恋するマーケティング論 『午前0時過ぎのシンデレラ』

消費の品定め

 メディア報道や周囲の人々のムードに流され、ついつい不経済な買い物をしてしまったという経験は誰しもあるはず。しかし、SNSの浸透により「超」がつく高度情報化社会となった現代では、その傾向がより顕著に見受けられるように感じる。
無題 それを裏付けるがごとき興味深いデータをご紹介しよう。アクサダイレクトがFP(ファイナンシャル・プランナー)120人に「一般的に行われている消費増税前対策で、最も無意味・無駄に思うこと」を聞いたインターネット調査でワーストワンに挙がったものは、先の図3で消費者が「増税前に買いだめをするもの」のナンバーワンの「日用品」だったのである<図4>。
 理由は、「日用品の買いだめは単価が安いため節約効果が期待できない」という案外シンプルなもの。「軽佻浮薄」と揶揄されぬよう、何がどのくらい必要なのか、それは本当に今買うべきものなのか、自らの消費の必然性を冷静に品定めすることができる、スマートカスタマーを目指したいものだ。

 さて、セレブ会の帰りにはリムジンを使っていたKちゃんだが、日常生活では……。
「まっさか~(笑)。タクシーすら滅多に乗りませんよ。無駄遣いはしたくないので、公共交通機関を使ったり、1、2駅であれば運動がてらに歩くこともよくあります(ちなみにKちゃんのバッグの中にはいつでもウォーキングができるよう、ヒールと履きかえるためのペタンコ靴が常備されている!!)」
12063457_ml 手作り弁当にウォーキング……日々の節約生活で基礎女子力を養い、お金を貯めたら、セレブ女子会でワンランク上のレディを目指す!女子力で増税に立ち向かう彼女たちは、さながら、慎ましやかな生活から一躍、社交界デビューを果たすシンデレラのようだ。
しかし時には羽目をはずしすぎて、帰宅が午前0時を回ってしまうことも。それもまた、現代のシンデレラストーリーのご愛嬌ってことで。


文|松永理佐(編集部)

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