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イマドキ女子の恋するマーケティング論 『午前0時過ぎのシンデレラ』

~VOL.11~ 「増贅女子」ぞうしょくちう。

イマドキ女子の恋するマーケティング論 『午前0時過ぎのシンデレラ』

ゾウゼイタイサクは女子力

「普段はあまり外食をせず、食事は基本手作り。平日ランチにもお弁用を持参し、お財布に体にも気を配っているつもりです。洋服や雑貨の購入時にも、お店で貯めたポイントやクーポンを有効活用しながら、なるべくリーズナブルに購入できる道を探す!いくら得できるのか、日々ゲーム感覚で楽しいですよ(笑)。そうして浮かせたお金で、たまにパーッと華やかな時間を女子友と過ごすことが自分へのご褒美なんです」
 聞けば、セレブ女子会に集うKちゃんの女子友たちも似たようなスタンスにあるという。増贅女子はやりくり上手なスマート女子と言えるのかもしれない。ならば、世知辛い増税にもさぞや凄テクで立ち向かっていることだろう、と思いきや……。
「ゾウゼイタイサク、ゾウゼイタイサク……特に思いつきませんね」と苦笑するKちゃん。
 多くの人が増税前に急ぎ足でゲットしていたシャンプーや日用雑貨、缶詰や乾物等の保存加工品類も特に買いだめはしなかったそう<図3>。3
 彼女は計算ナシ子ちゃん、というわけではない。これにもスマートな理由はある。
「例えば、粉末タイプの洗剤は長く放置しておくと湿気で固まってしまう場合があるし、シャンプーもボトルの底に液体がまだ少し残っていても、ストックがあるからと簡単に捨ててしまったりするでしょう?増税前にはテレビニュースで、缶詰を大量に買い込む人たちの姿も見たけれど、そもそも缶詰の出番ってそれほど多くないはず。いつの間にか食器棚の奥で忘れ去られ、気づいたときには賞味期限切れでガッカリ……という残念な画が目に浮かぶよう(笑)。まわりの人たちにつられて買いだめをし、安心したのはいいものの、結果的には節約どころか無駄遣い!これはもったいなさすぎる~(涙)。ズバリ〝自分の消費〟を見つめることが大事だと思います」
 日常的に家事を遂行していればこそのリアルボイスには、ハイスペックな女子力を感じさせられる(理想的な奥様タイプ!)。余分な買い物はせず、その時々で自分が必要なものを、必要な分だけ買うという「マイペースな消費生活」が無駄遣いを防ぐセーフティネットになっているのではないかと彼女は捉えている。このスタイルは今後も続投予定だ。


文|松永理佐(編集部)

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