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造り酒屋を訪ね愛知高原・奥三河へ

旨い日本酒を味わう旅

造り酒屋を訪ね愛知高原・奥三河へ

天保元年から美酒を造り続ける老舗の蔵元

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(上)製造される約20種類の酒のほとんどが地元で消費されているが、噂を聞きつけ関東からわざわざ足を運ぶ日本酒マニアも多いとか (中)日本酒を熟成する蔵の室温は、年間を通じて20℃前後に保たれ、夏は涼しく冬は冷え過ぎを防いでいる (下)冬から春先にかけて造られる生貯蔵酒や熱を一切加えない生酒は地元でしか味わえない逸品だ

(上)製造される約20種類の酒のほとんどが地元で消費されているが、噂を聞きつけ関東からわざわざ足を運ぶ日本酒マニアも多いとか
(中)日本酒を熟成する蔵の室温は、年間を通じて20℃前後に保たれ、夏は涼しく冬は冷え過ぎを防いでいる
(下)冬から春先にかけて造られる生貯蔵酒や熱を一切加えない生酒は地元でしか味わえない逸品だ

 柴田酒造場は、岡崎の奥屋敷、保久町の清冽な水を使い日本酒造りを行っている。創業は江戸時代後期の天保元年(1830年)で、庄屋で地主でもあった柴田家が、余剰米で酒を造り、それを売り出したことから始まった。
「日々の暮らしに密着した酒として、伝統を守りながらも時代に合わせた新しい味を求め、一流の地酒を造り続けることが、私たちの蔵の進むべき道だと考えます」と語るのは、8代目を継ぐ柴田秀和氏。
 そんな柴田氏が愛情を込めて育む日本酒「孝の司(こうのつかさ)」は、蔵の後方の山中に設けられた井戸から引き込む、極めて硬度が低い軟水で作られている。南アルプスの硬い岩盤を伝わって来たこの岩清水は、夏でも驚くほど冷たく、単純な濾過で汚れを取り除けば、十分に酒造りに適合するという柔らかな口当たりの水だ。
「この水の良さと米の旨さを生かした『孝の司』は、辛口でキレがあり、多少酸味を含んだ滑らかさが特徴です。和食はもちろん焼肉にも合いますよ」と説明する柴田氏の自信に満ちた表情が、その美味しさを物語っているようだ。

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柴田酒造場
愛知県岡崎市保久町神水39
☎0564-84-2007 
営業時間 8:00~17:00(土曜10:00~16:00)
定休日 日祝
www.kounotsukasa.co.jp
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併せてこちらも訪ねてみたい!

ジビエが味わえる料理旅館

東栄町の振草川沿いに建つ創業130年を超える大崎屋は、重要無形民俗文化財である「花祭り」の研究に携わった民俗学者・柳田國男の定宿だった料理旅館だ。こちらでは奥三河産の鹿と猪を使った「奥三河ジビエ御膳」が楽しめる。ジビエといえば独特な匂いや硬さが気になるという人も多いが、温度管理や調理法保に工夫をこらすことで美味しくいただける。

料理旅館 大崎屋
愛知県北設楽郡東栄町下田和手貝津1-1
☎0536-76-0046

「奥三河ジビエ御膳」(一人前2,160円)鹿の卵とじやロースト、猪のから揚げにご飯、味噌汁、デザートが付く。宿泊以外でもお座敷での食事や併設の喫茶でランチタイムに味わうことができる(要予約)。

「奥三河ジビエ御膳」(一人前2,160円)鹿の卵とじやロースト、猪のから揚げにご飯、味噌汁、デザートが付く。宿泊以外でもお座敷での食事や併設の喫茶でランチタイムに味わうことができる(要予約)。

柳田國男が宿泊していた部屋は、今も当時の面影を残している。宿泊は1泊2食付きで7,020円~。

柳田國男が宿泊していた部屋は、今も当時の面影を残している。宿泊は1泊2食付きで7,020円~。


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「山里の魅力創造社」は、愛知県三河山間地域誘客促進事業のプロジェクト企画です。
www.mikawayamazato.jp

 

文|江崎充哉(編集部) 写真|宮田政也(STUDIO CAPSULE)

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