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葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン

Made in KOBE

葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン

需要高まる日本生まれのワイン

上級クラスの葡萄は搾汁機で搾った後、木樽の中で発酵させる。樽は内側をじんわり時間をかけて焼き焦がすロングトーストを指定している

上級クラスの葡萄は搾汁機で搾った後、木樽の中で発酵させる。樽は内側をじんわり時間をかけて焼き焦がすロングトーストを指定している

 神戸ワイナリーが栽培する葡萄は、黒葡萄品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロと、白葡萄品種のシャルドネ、リースリング、信濃リースリングの5種類。後者2種は希少性の高い葡萄として知られている。
「リースリングは、暑さに弱く、国内で栽培するのが難しい品種です。わずかな地域で栽培されますが、その中でも当ワイナリーは比較的量産しているほうです。原産国ドイツの味とは少し異なりますが、神戸の暖かな気候から酸味の落ち着いた、まろやかでやさしい甘みと香りを感じる新しい味わいをもたらしました」

神戸ワインを味わい、バーベキューも楽しめる農業公園

子どもに人気のゴーカート、設備や食材も用意されているバーベキュー場など、アミューズメント施設の営業は3月から11月まで。

子どもに人気のゴーカート、設備や食材も用意されているバーベキュー場など、アミューズメント施設の営業は3月から11月まで。

 神戸ワイナリーは、自然に彩られた農業公園として一般開放されている。神戸市街地から地下鉄やバスで1時間以内と交通の便が良いことから、多くの人が訪れる。
 ワインの醸造見学コースが設けられ、神戸ワインを使用したブランデーやレトルト食品も揃うワインショップ、ワインと軽食を楽しめるカフェの他、園内にはバーベキュー広場やゴーカート場、陶芸館などの施設がある。秋の新種祭り、春の神戸マルシェといったイベントも多数開催され、たくさんの人で賑わいをみせている。
そんな神戸産のリースリングはワインジャーナリストの目に留まり話題となっている。
 近年、日本で生産されるワインが高く評価されるようになり、欧州へ向けて輸出されるワインも出てきた。それに伴い、日本的特徴のあるワイン造りが増え、注目され始めている。
神戸ブランデー「福与香」は、2015年3月から発売された新製品。神戸ワインを蒸留して造られている。アルコール度数は50度。12年もの、20年ものなど、数十種類のブランデー原酒をブレンドしているためか、度数の高さを感じさせないほど飲みやすくまろやか。香り高く雑味のないクリアーな味わいを楽しめる(500ml 3,564円)

神戸ブランデー「福与香」は、2015年3月から発売された新製品。神戸ワインを蒸留して造られている。アルコール度数は50度。12年もの、20年ものなど、数十種類のブランデー原酒をブレンドしているためか、度数の高さを感じさせないほど飲みやすくまろやか。香り高く雑味のないクリアーな味わいを楽しめる(500ml 3,564円)

「ワイン造りを始めた頃に比べて温暖化している環境に合わせ、タナーやテンプラニーニョという南フランスやスペインの暖かい地方で栽培される品種や、日本の山葡萄とカベルネ・ソーヴィニヨンを交配させた日本品種のヤマソーヴィニヨンなど、20種類ほどを試験的に栽培しています。神戸の気候や土壌に一層適した品種を取り入れようとしているところです」
 濱原氏は、神戸産の葡萄による神戸でしか出せない味を表現したいと熱を込めて語る。進歩する神戸ワインから目が離せない。


wine2 (6)神戸ワイナリー(農業公園)
一般財団法人 神戸みのりの公社
兵庫県神戸市西区押部谷町高和1557-1
☎078-991-3911
www.kobewinery.or.jp

文|竹井雅美(編集部) 写真|バンリ

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