ホーム / Special / 葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン
葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン

Made in KOBE

葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン

神戸産葡萄100%の元詰ワイン

右のボトルが「ベネディクシオン・ルージュ」(2,880円)。左の「ハナユイ・リースリング」は、蜂蜜のような香りと、フルーティーな余韻を楽しめる、さらりとした味わいの甘口白ワイン。女性審査員だけで行われるワインコンクール、サクラアワードで銀賞受賞。「買いたくなるラベルベスト10」にも選ばれている(2,178円)。中央のメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドさせた「エクストラ」は、木樽で9か月熟成させたミディアムボディのワイン。熟した果実のまろやかな香り、程よい渋さもあり、この味わい深さはお値打ち。神戸市立博物館所蔵の作品を使用した粋なラベルも魅力(1,645円)

右のボトルが「ベネディクシオン・ルージュ」(2,880円)。左の「ハナユイ・リースリング」は、蜂蜜のような香りと、フルーティーな余韻を楽しめる、さらりとした味わいの甘口白ワイン。女性審査員だけで行われるワインコンクール、サクラアワードで銀賞受賞。「買いたくなるラベルベスト10」にも選ばれている(2,178円)。中央のメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドさせた「エクストラ」は、木樽で9か月熟成させたミディアムボディのワイン。熟した果実のまろやかな香り、程よい渋さもあり、この味わい深さはお値打ち。神戸市立博物館所蔵の作品を使用した粋なラベルも魅力(1,645円)

 神戸ワイナリーは、神戸周辺に広がる農地の水不足を解消するために東播用水土地改良事業が行われ、果樹用の農地を誕生させたことから始まった。
 当初は生食用の葡萄栽培が検討された。だが、競合生産者の多いことから計画が見直され、水はけのよい土壌が適していること、市場の成長ポテンシャルも高いことなどから、ワイン用の葡萄栽培が採用され、醸造、瓶詰まで一貫して行われることになった。
 ワインブームの頃は大量生産していたが、現在は販売数を絞り、手をかけることで品質向上に取り組んでいる。
 神戸ワインの中でも「ベネディクシオン」は格別に評価の高い銘柄。エノログの資格をフランスで取得した女性職員の帰国後に取り組んだワインである。
 ベネディクシオン・ブランはシャルドネ、ベネディクシオン・ルージュはメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド。それぞれ収穫年で最もレベルの高い畑から選りすぐられた最上級の葡萄を手作業で醸造し、木樽で発酵させている。「上級の葡萄でなければ樽の香りに負けてしまいます」。
 ベネディクシオン・ブランは澱と一緒に寝かせるシュールリー製法で造られている。一般的に白ワインは、発酵中に発生する澱と呼ばれる沈殿物を取り除くが、この製法はワインを定期的に撹拌し、澱の主成分である酵母から溶け出したアミノ酸と触れさせることで、より深い味わいを引き出す。
「仕込み用の樽は、木の種類や産地、樽メーカーを変えた数種類を選びます。形によってワインと樽の触れる表面積が異なれば味わいが変わりますし、内側の焼き焦がし具合や、新樽、2年目、3年目と使用年数により樽香も違ってきます。相性のよい組み合わせによる、最も質の高い仕上がりのワインを吟味します」
 ベネディクシオンはワインに仕上げてからさらに選りすぐられ、発売数が仕込んだうちの半数ほどになると言う。
(左)ワイナリーカフェでは、神戸ワインを使用したビーフカレーや、神戸・北野にあるビストロ近藤亭のキッシュ、元町にある森谷商店のコロッケなど、地元人気店の味も楽しめる (中)高さ6mの発酵用ステンレスタンクが並ぶ様子はまさに圧巻。適切な発酵温度を保つため、夏場は地下水を汲み上げタンクの周りに流し続ける (右)発酵中の樽は密閉できないので、栓の代わりに発酵管をつける。ブクブクしている様子から、発酵の勢いが伝わる

(左)ワイナリーカフェでは、神戸ワインを使用したビーフカレーや、神戸・北野にあるビストロ近藤亭のキッシュ、元町にある森谷商店のコロッケなど、地元人気店の味も楽しめる
(中)高さ6mの発酵用ステンレスタンクが並ぶ様子はまさに圧巻。適切な発酵温度を保つため、夏場は地下水を汲み上げタンクの周りに流し続ける
(右)発酵中の樽は密閉できないので、栓の代わりに発酵管をつける。ブクブクしている様子から、発酵の勢いが伝わる


wine2 (6)神戸ワイナリー(農業公園)
一般財団法人 神戸みのりの公社
兵庫県神戸市西区押部谷町高和1557-1
☎078-991-3911
www.kobewinery.or.jp

文|竹井雅美(編集部) 写真|バンリ

Scroll To Top