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葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン

Made in KOBE

葡萄栽培から醸造まですべて神戸仕込みの日本ワイン

「日本のワインがおいしくなった」。国産葡萄を100%使用し、
国内で醸造された日本ワインが近年にわかに注目を浴びている。神戸ワインもその一つ。
およそ40ヘクタールの畑を所有する神戸ワイナリーは、
そこで育てた葡萄を使用した、神戸でしか造ることのできない、
良質なワイン造りを目指している。

良質な葡萄が良質なワインを造る

神戸ワイナリーに並ぶ垣根仕立ての葡萄樹。成熟したカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫時期を迎えている。下草を生やす草生栽培を併用し、傾斜のついた畑から、養分を蓄えた土が雨などで流れるのを防いでいる。除草剤を使わないので減農薬にもつながる

神戸ワイナリーに並ぶ垣根仕立ての葡萄樹。成熟したカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫時期を迎えている。下草を生やす草生栽培を併用し、傾斜のついた畑から、養分を蓄えた土が雨などで流れるのを防いでいる。除草剤を使わないので減農薬にもつながる

 日本の葡萄畑は棚から吊り下げて育てる棚仕立てが主流だが、フランス、イタリア、ドイツなど、欧州のほとんどの葡萄畑は垣根仕立てと呼ばれる栽培方法を採用している。垣根仕立てとは、整然と並べて植えられた葡萄樹を、ワイヤーを用いて枝や蔓を横へ、上へと這わせて生垣のように育てる方法のことをいう。
 この方法は、葡萄造りにかかせない太陽の光を一日通して当てることができる。また、腰の高さくらいの低い位置に房がなるので根から房までの距離が短くなり、果実により多くの養分を集められることから、葡萄のクオリティーを高めるのに適した栽培方法とされている。
 神戸ワイナリーは、ワイナリー内と契約農家を合わせて40ヘクタールほどあるすべての畑に垣根仕立てを取り入れた。
「フランスから輸入した苗を植え、最初の仕込みを行ったのは1983年のことです。垣根仕立ての栽培をこれだけの規模で行ったのは、国内において当ワイナリーが初めてになると思います」と、話す濱原氏は、ワイン醸造技術管理士(エノログ)の資格を持ち、醸造リーダーを務めている。
 葡萄樹は樹齢を重ねるごとに根が伸び、土壌のミネラルなどの養分をしっかりと吸収するようになることから、葡萄のクオリティーが高まると言われている。
 神戸ワイナリーに並ぶのは樹齢35年目を迎えた古木。契約農家の樹木も30年を超え、樹齢が高い。葡萄の味わい深さは着実に増している。


wine2 (6)神戸ワイナリー(農業公園)
一般財団法人 神戸みのりの公社
兵庫県神戸市西区押部谷町高和1557-1
☎078-991-3911
www.kobewinery.or.jp

文|竹井雅美(編集部) 写真|バンリ

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