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【今宵接待ありまして】 東京・麻布十番|和食 可不可

今宵の接待が功を成すかどうかは、店を選んだ瞬間で決まる

【今宵接待ありまして】 東京・麻布十番|和食 可不可

テーブル席もカウンターも同じ目線
統一感のある店内でいただく和酒と和食

 麻布十番は商店街から一歩路地に入ると、今もなお生活の息吹を感じる古き住宅街の趣がある。ひときわ目を惹くミラーオブジェのファサードを横目に階段を上ると、そのアプローチとは対照的なさり気ない佇まいで迎えてくれるのが「可不可」である。
 テーブル席は天候が良ければオープンエアとなり、この季節は虫の音が心地よいBGMとなる。見渡せばカウンター席もキッチンも同じ目線で、首を横に回すだけでひと通り見渡せるレイアウトだ。ハイチェアのテーブル席ながらつい長居をしてしまう心地良さだ。
 日本の食材と日本酒、日本産のワインの融合がコンセプトとなっていて、おまかせ料理に酒をペアリングさせたコースが接待にはふさわしいだろう。和と洋の世界を知る伊藤憲二料理長が、目の前で丁寧に仕上げていく姿を眺められるのもオープンキッチンの楽しみの一つ。臨場感を味わいたいなら、ぜひ料理長前のカウンター席のリザーブを。日本酒はマニア好みのものが全国各地から揃い、国産ワインも欧州ワインを飲みなれたうるさ型が、おもわず唸るようなラインナップだ。また、24時まで営業しているので、チーズや珍味を目当てにしたバー使いも可能だ。
 今年5月にオープンしたばかりのこちらのお店には、暗闇坂宮下をはじめ、数々の名店を立上げてきた宮下大輔氏がほぼ常駐。日中はこの場を使い、付き合いの深いスペシャリストとのコラボイベントから、常連さん達のお見合いイベントまで、さまざまなワークショップを開催する宮下氏のラボとなっている。キッチン、カウンター、テーブル席、どこにいても目線が合い、「場」を大切にした店づくりを心がける宮下氏の思いが込められた、凛としながらも温かさが感じられる和食と和酒の新店である。

可不可のコースより。(8,000円、お酒ペアリング2,000円~) 1.蝦夷鹿と自家製柚子こしょう新落花生のサラダ添えには奈良の美吉野醸造の「花巴」を。まわりを軽く油通しをして旨みを閉じ込めて美しいピンク色になった鹿肉はクセもなく案外あっさり。「花巴」は酵母を使わず蔵つきの酵母菌のみで発酵させる珍しい酒で、程良い酸味と旨みが鹿肉の赤身と相性抜群だ。 2.すっぽんの茶碗蒸しには神奈川の泉椿酒造のひやおろし「秋とんぼ 山廃」を。旨みの深いすっぽんとキリリとしたひやおろしをペアリング。 3.タチウオのおさしみ白醤油を使った昆布のソースと山梨のダイヤモンド酒造「シャンテY.Aアマリージョ」。脂ののったタチウオは軽く火を通して、昆布ドレッシングの爽やかさと黄金に輝くシュール・リーでよりふくよかな余韻に。

可不可のコースより。(8,000円、お酒ペアリング2,000円~) 1.蝦夷鹿と自家製柚子こしょう新落花生のサラダ添えには奈良の美吉野醸造の「花巴」を。まわりを軽く油通しをして旨みを閉じ込めて美しいピンク色になった鹿肉はクセもなく案外あっさり。「花巴」は酵母を使わず蔵つきの酵母菌のみで発酵させる珍しい酒で、程良い酸味と旨みが鹿肉の赤身と相性抜群だ。 2.すっぽんの茶碗蒸しには神奈川の泉椿酒造のひやおろし「秋とんぼ 山廃」を。旨みの深いすっぽんとキリリとしたひやおろしをペアリング。 3.タチウオのおさしみ白醤油を使った昆布のソースと山梨のダイヤモンド酒造「シャンテY.Aアマリージョ」。脂ののったタチウオは軽く火を通して、昆布ドレッシングの爽やかさと黄金に輝くシュール・リーでよりふくよかな余韻に。


SHOP DATA

可不可
東京都港区麻布十番2-7-14 AZABU275-2F
☎ 03-5439-6395
営業時間:18:00~24:00
定休日:日曜・祝日
席数:カウンター12席 テーブル8席
クレジットカード可
予算:コース6,000円、8,000円
お酒ペアリング2,000円~(5種各50ml~)
kafuka-tokyo.co.jp

文|冨塚美智子 撮影|角田慎太郎

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