ホーム / Lifestyle / レストラン / 【今宵接待ありまして】東京・銀座|鮨おがわ
【今宵接待ありまして】東京・銀座|鮨おがわ

今宵の接待が功を成すかどうかは、店を選んだ瞬間で決まる

【今宵接待ありまして】東京・銀座|鮨おがわ

いかなる間柄でも安心して任せられる稀少なカウンター

 銀座の花椿通りを線対称にした7、8丁目は“高級”と名のつく店舗が軒並みで、鮨をカウンターで、ともなればそれなりの覚悟をもって挑まざるを得ない。
 ここ「鮨おがわ」は花椿通りにぽっと灯る小さな看板を頼りに路地を進んだ先。引き戸を開けると清潔な白木の一枚木のカウンターが出迎える。わずか10席の店内は店主・小川武士氏いわく「お客様それぞれの食べるペースやお酒の進み方、また間柄をわきまえて最適なサービスを提供できるキャパシティ」なのだとか。会話を邪魔しない料理を出すタイミング、飲み物に合わせた微妙な味の仕上げ、お腹の頃合いをはかって調整するシャリの量まで、それはまさに日本が誇るおもてなしの真髄。
 季節や旬を感じるつまみ8、9品からはじまり、握り・巻物まで手の進みがゆっくりになるまでのおまかせで1万5000円。適度な酒量で2万円前後と、立地・料理・サービスなど考えても納得の明瞭さ。酒は各地の酒蔵から取り寄せたその時期のネタに合うものをラインナップ。焼酎、ワイン、シャンパーニュまでその日の気分で合わせることができる。ネタはどれもその素材が最大限にいかされるよう丁寧な仕事がなされ、口に運んだ時に完璧なひとつの料理となる、まさに口福の極み。ついつい目の前で仕込まれる次のネタが気になってしまう。
 小川氏がこの地に店を構えて1年半。席に着けばあとは店側のお膳立てに従うのみというこのスタイルに銀座に行きなれた重鎮たちも続々と常連に。「たまには銀座で鮨でも?」と若い世代でも背伸びなく誘うことができる、そんな懐深い銀座の新店である。

1.2.3. 鯵はネギをかませ、ショウガの絞り汁を。丁寧に酢でしめたコハダ、中トロはそのまま、大トロは煮切り醤油に漬け込んで脂がマイルドになった頃合いで。ねっとりとした食感が印象的。 4. 赤貝とツブ貝の水貝。白瓜のみずみずしさとじゅんさいののど越し、爽やかなトマトの出汁仕立てで初夏に似合いの一品。 5. 旬の食材に合う稀少価値の高い酒が揃う。新潟の高千代酒造より、「豊醇無盡たかちよ 扁平精米 無調整生原酒 氷点貯蔵おりがらみ本生」。広島の金光酒造「賀茂金秀(かもきんしゅう) 特別純米」は夏場にさらりと飲める低アルコールの日本酒。土日祝は昼12時から夜まで通しで営業しているので、昼からのんびり鮨と美味しい酒を楽しみたい時に貴重な一店として知っておきたい。 6. 店内にはネタケースがなく、背後にある氷庫で適度な湿気・温度のなか管理がなされている。

1.2.3. 鯵はネギをかませ、ショウガの絞り汁を。丁寧に酢でしめたコハダ、中トロはそのまま、大トロは煮切り醤油に漬け込んで脂がマイルドになった頃合いで。ねっとりとした食感が印象的。 4. 赤貝とツブ貝の水貝。白瓜のみずみずしさとじゅんさいののど越し、爽やかなトマトの出汁仕立てで初夏に似合いの一品。 5. 旬の食材に合う稀少価値の高い酒が揃う。新潟の高千代酒造より、「豊醇無盡たかちよ 扁平精米 無調整生原酒 氷点貯蔵おりがらみ本生」。広島の金光酒造「賀茂金秀(かもきんしゅう) 特別純米」は夏場にさらりと飲める低アルコールの日本酒。土日祝は昼12時から夜まで通しで営業しているので、昼からのんびり鮨と美味しい酒を楽しみたい時に貴重な一店として知っておきたい。 6. 店内にはネタケースがなく、背後にある氷庫で適度な湿気・温度のなか管理がなされている。


SHOP DATA

鮨おがわ 銀座
東京都中央区銀座7-7-12 圭田ビル1F
[TEL]03-3572-5053
[営業時間]17:00~23:30/土日祝12:00~21:00
[定休日]月曜
[席数]カウンター10席
クレジットカード可
[予算]おまかせ(昼・夜ともに)15,000円
www.sushi-ogawa.com

文|冨塚美智子 撮影|角田慎太郎

Scroll To Top