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経営者のPlayList~株式会社ローソンHMVエンタテイメント 代表取締役社長 坂本 健氏~

経営者のPlayList~株式会社ローソンHMVエンタテイメント 代表取締役社長 坂本 健氏~

松任谷由実『松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。』「恋の神様」ユーミンのデビュー40周年ベストアルバム。45曲を収録

オールジャンルをランダム再生で

 コンサートや演劇のチケット販売を行う「ローソンチケット」や、CDショップ「HMV」などを運営するローソンHMVエンタテイメント。社長を務める坂本健氏は、おそらく日本で最も多様な音楽を聴いている経営者の一人だろう。同社がチケットを取り扱う公演に駆けつけるため、北から南まで日本中を飛びまわっている。
 公演以外で坂本氏が音楽を聴くのは、もっぱら通勤電車の中だという。「往復2時間の通勤時間は音楽を聴く時間にしています。洋楽・邦楽・ジャズ・ロック・クラシック・ヒップホップ、あらゆる音楽を聴きますね。iPodのランダム再生機能を使って、それらが入り混じるようにしています。次々と違ったテイストの音楽が流れてくるのが良いんです。とはいえ、行きはミドルテンポ~アップテンポ、帰りはミドルテンポ~スローテンポの曲が気分的に合いますが。新譜など仕事上聴くものはiPhoneに入れて、仕事の合間に聴きます。ステレオの前に座ってじっと聴くことはあまりできないですね。たまに1枚のアルバムを通して聴きますが、家でゆっくりとお酒を飲んでいるときくらいです」

David T. Walker『FOR ALL TIME』アメリカのギタリストによるインストアルバム。スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイの楽曲に参加したギタリストをDREAMS COME TRUEのベーシスト中村正人氏がプロデュース

 仕事中も音楽を流している。「音楽を流しながら仕事をすると効率が上がるんです。仕事に直接繋がる発想が生まれるわけではないですが。無音なのは寝ている時だけですね。」会議中も人の声という音があるので音楽を流していることと同じだという。
 坂本氏が惹かれる音楽の要件は声質、メロディ、詞にある。「声は楽器とはよく言ったもの。少ししゃがれた声が好きです。桂銀淑(けいうんすく)さんみたいな。」また高校生時代、フォークバンドでギターとコーラスを担当していたこともあり、メロディがきちんとある曲に惹かれる。「鳴きのギターが好きです!」。加えて「ボーっと聴いていても耳に入ってくる詞」が重要だ。ランダム再生をしていると、如実にわかる。「特に詞についていえば、ユーミン(松任谷由実)は偉大。天才だと思いますね。昨年ベストアルバムがリリースされたんですが、全収録曲の歌詞を覚えていますよ。聴いただけで情景が浮かびます」
 音楽の楽しみ方は“聴く”、“演奏する”、“体感する”の3パターンがあるという。最近、演奏する楽しみ方はできていないそうだが、聴く、体感する(ライブを観に行く)楽しみ方は日常的に行っている。音楽とはどういった存在かとの問いには「ストレス解消かな」と答える。坂本氏の経歴には現職を含め音楽関係のものが多い。飽きないほど好きな音楽を仕事にするとストレスがないのかと聞くと「仕事とはストレスフルなものでしょう」と返ってきた。
「1枚のアルバムをずっと聴いていると飽きるかもしれないけど、音楽自体に飽きることはありません。同様に、同じ仕事で全く変化がなければ飽きるかもしれませんが、仕事は課題が尽きることがなく変化し続けるものなので、飽きることはありません。これからもずっと仕事をし続けるだろうし、音楽もずっと周囲からなくなることはありませんね」

インタビュー中に登場したアーティスト名(順不同、敬称略)

ザ・ビートルズ、ボン・ジョヴィ、イーグルス、サイモン&ガーファンクル、マムフォード&サンズ、由紀さおり、バンプ・オブ・チキン、桑田佳祐などなど


坂本 健坂本 健(さかもと・けん)
株式会社ローソンHMVエンタテイメント代表取締役。武蔵大学卒業後、株式会社日本リクルートセンター(現:株式会社リクルートホールディングス)に入社。同社常務取締役を経て、株式会社ぴあ代表取締役などを歴任、2010年株式会社ローソンエンタ―メディア代表取締役会長就任。2011年9月より現職

文:川口奈津子(編集部)

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