11年を待ち、冬の風物詩が装い新たに帰ってきました。表参道のシンボルであるケヤキ並木が真冬の街を幻想的に包みます。
text: 鵜居かよ(編集部)

低木には幸せの音色を奏でるベルを飾る。ベルは購入して飾ることも可能。その売上の一部はケヤキ並木の保全に充てられる。

表参道の冬の風物詩、11年ぶりに復活!

 クリスマスシーズンのパリ・シャンゼリゼ通りのイルミネーションをイメージし、1991年、表参道のケヤキ並木に初めて電飾が施されました。しかし、豆電球を巻き付けるためケヤキが傷んだことに加え、見物客による車の渋滞やゴミの散らかしで住民からの苦情が増え、1998年を最後に中止。
 それから11年経った今、ウィンター気分を盛り上げる幻想的な光の装飾が帰ってきました。彩られるのは、明治神宮入口~青山通りまでのおよそ1キロ。暖かくキラキラと輝く光を目で楽しむだけでなく、根元の低木からは優しいベルの音が奏でられ、耳でもその美しい街並みを感じることができるのが、この新しくなった表参道のイルミネーションです。

環境に配慮しながら美しく輝く街

 昔のようにただ煌びやかに飾ったのではなく、ケヤキを痛めないよう取り付け方に気を配り、LEDを使用して消費電力を節約しているのだとか。環境に配慮しながら美しいイルミネーションの並木道を取り戻せたのは、そこで働く人や住民ひとりひとりの理解と協力があったからにほかなりません。

高さ約4mのツリーが飾られた表参道ヒルズも見逃せない。

点灯時間は、17:00~22:00(一部日程により異なる)。明治神宮入口~青山通りの表参道が美しく輝きます。

 昔、両親に連れられて見た時の感動か。恋愛至上主義でイキがっていた学生時代の自分か。バブルがはじけ苦労していた思い出か……。表参道に降り立ち、そんな過去に少し浸りながら新しくやってくる年を迎える準備をしたいですね。

「表参道H.I.S.イルミネーション ベルシンフォニー」
www. omotesando.or.jp/bellsymphony
<お問い合わせ先>
表参道イルミネーション事務局
東京都中央区銀座5-7-7
TEL 03-5766-5210
開催期間 2009年12月1日(火)~2010年1月10日(日)