オーガニック食材を多く扱い、地球にやさしい環境づくりを推進している「WholeFoodsMarket」。エコに敏感で新鮮な野菜を求めるLondonerに愛されているスーパーマーケットを紹介する。
text & photo: 山下真理恵

上:ワゴン一杯の色鮮やかで新鮮なオーガニック食材 下:各国から取り寄せられている豊富な種類のチーズ

地球にやさしいスーパーマーケット

 毎日の生活に欠かせない食料品。世界的にエコブーム真っただ中の現在、エコに敏感なLondonerは新鮮な食材を求めて、週末に行われるマーケットに足しげく通う人も多い。そんな中でも、オーガニック食材を多く扱い、地球にやさしい環境づくりを推進している「WholeFoodsMarket」は、新鮮な食材や品々を人々に提供しているスーパーマーケットとしてロンドンの人々に愛されている。
 この「WholeFoodsMarket」、1980年にアメリカのテキサス州オースティンで始まったスーパーマーケットブランドである。現在では、270店以上の店舗がアメリカ全土を含め、カナダ、イギリス(ロンドン)、ハワイにて展開されている。店頭には、食料品類に加え、オーガニック・コスメティック用品、多種類のサプリメントなども充実のラインアップを見せる。そして、日本では類を見ないであろうと思われる点が、ヘルスケアの充実度。社員は100%の社会医療保障を受けることができると聞いた時はとても驚いた。また、WholeFoodsMarketでは、オーガニック食材を使ったクッキングスクールも無料で定期的に行われている。とことん"良い物"を人々に提供したい、そんな心意気が垣間見える。

日々、口にするものだから

 昼下がりの午後、店内ではお気に入りのお店のエコバッグを手にした買い物客が、熱心に食品の成分表示を眺めている光景をよく目にする。「Vegan(ビーギャン)」という言葉を聞いたことはあるだろうか? 絶対菜食主義者を指す言葉で、彼らは動物性の食品に加え、乳製品、卵なども口にしない。Vegetalian(ベジタリアン)という単語はよく耳にしていたが、私がこの存在を知ったのはごく最近のことだ。日本では普段何も気にせずにいた食生活だが、Veganの友人を通して、違った角度からスーパーマーケットでの食品の在り方、レストランでのメニューなどを見るようになった。このWholeFoodsMarketには、そういった菜食主義者の人々のための食材や、惣菜、デザートが豊富に取り揃えられている。

"良い物を消費者に"そんなモットーを象徴するかのようなボード

3種類のごみの分別の仕方を表記。店内にはそれぞれの用途に分かれたごみ箱も設置されている

 ロンドンには現在5店舗。Highstreet Kensington店が最大の規模で、広いスペースに2フロアから成り立った充実の品揃えを見せる。食品アレルギーをもつ人も増えてきている現代。日々、口にするものだからこそより新鮮な食材を求めたいものだ。そして"地球にやさしく"のモットーの下、お気に入りのエコバッグを片手にお店に向かうのもいいだろう。健康な生活は毎日の食事から。普段、何気なく買っている食材に今一度向き合ってみてはどうだろうか。

「Whole Foods Market - Kensington」
The Barkers Building, 63-97 Kensington High Street London, UK W8 5SE
(020)73684500
Monday to Saturday 8am to 10pm. Sunday: browsing- 11am. sales- 12 to 6pm.
Restaurant 8am to 9:45pm except Sunday 10am-5:45pm.
URL: www.wholefoodsmarket.com

山下真理恵(やました・まりえ)
鹿児島県沖永良部島出身。1999年宝塚音楽学校入学。2001年「ベルサイユのばら2001」で初舞台、2007年退団。3カ月の短期語学留学をワシントンD.C.で経て、2008年9月よりLondon College of FashionにてAccess to fashion Promotion Media courseを修業、現在ロンドン滞在中