「質の良い赤身の肉を、リーズナブルに食べられる」と評判のステーキハウス。ここのハンバーガーは見逃せない。
text: 鵜居かよ(編集部)
photo: イシワタ フミアキ

自家熟成した肉を炭火で焼く

「ゴッサム」とはNYニューヨークの俗称である。店のテーマは「NYで肉を食べる」。そう、店内はまるでNYにある大人の社交場のような空間だ。まず目に飛び込むのは、網の上で美味しそうに焼かれる肉、肉、肉。その先には熟成庫で大胆に吊るされた数十キロの牛ロイン(ロース)の塊が見える。この独自で熟成した肉を切り分け、炭火焼でたっぷり堪能させてくれるステーキハウスが「ゴッサム グリル」だ。

メインは「肉」、これぞハンバーガーの本質

 実はここ、パン屋「VIRON」のグループ店。パンも好きだが肉も大好きというオーナーが「赤身の肉をしっかり食べられる店を」と始めた。滅多にお目にかかれないTボーンも置いている。でも今回の逸品は、そんな良質でリーズナブルなステーキではなく、ステーキと人気を二分するこちら。
「ハンバーガー」
 オーナーがアメリカで食べ歩き、ついに出合った理想のハンバーガーを再現しようとこだわり抜いた。仕入れる牛から肉の熟成度、使用する部位の配合、肉より主張しないバンズの開発、そして食べ方。あくまでパティ(肉)を楽しむハンバーガーなのである。

この状態でサーブされる。まずは左側のバンズと肉だけを味わってほしい。

肉に自信があるからこそ、味付けシンプル

 まずはバンズと肉だけをいただくのがゴッサム流。歯ごたえあるミンチ肉を存分に楽しむというわけだ。いよいよ野菜を乗せて頑張ってかぶりつく。塩・胡椒・ナツメグだけで味付けされた肉にはソースの類は何もかけられていない。つまり、ミディアムレアに焼かれた肉の旨みとバンズの甘みだけ。だからこそ、ハンバーガーにもかかわらず「肉を食べた!」という満足感が得られるのだ。そのボリュームには驚くだろうが、赤身が主体で、さらに網焼きされて余分な脂が落ちているからか、あっさりペロリとイケてしまう。ごちそうさまでした!

ゴッサム グリル
住所: 東京都渋谷区東3-16-10 J-Park恵比寿3 ALTIMA1F
TEL: 03-5447-0536
営業時間 : 11:30~24:00(14:00~ カフェタイム、L.O. 22:00) 月曜定休