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原田知世「新しい扉が少しずつ開いた」

原田知世「新しい扉が少しずつ開いた」

無理して突き進むことはせず、自然な流れに身を任せて。それが“原田知世”スタイル。

結婚が変えたもの

 14歳でデビューしてから今年で28年。女優での活躍はもとより、歌手としても積極的に新天地を切り開いている。90年代には、邦楽ミュージシャンで初めてスウェーデンの音楽プロデューサー、トーレ・ヨハンソンを迎えてのアルバム制作。それに伴うオールスウェディッシュメンバーで国内ツアーを行うなど、新たなリスナーを獲得した。また、3年前からは、Y.M.O.の高橋幸宏さんの呼びかけにより、高野寛さん、高田漣さんら6名で結成されたバンド、pupa(ピューパ)にも参加し、10/29の大阪・サンケイホールブリーゼを皮切りにツアーが始まる。その存在自体がゆるぎないブランドとなっている原田知世さん。容姿も声も、その透明感までもがデビュー当時とほとんど変わらずに見えるのは、特に同世代の女性なら興味深いことではないだろうか。しかし、結婚してからの内面の変化は大きかったと話す。
「結婚してから一番変わったのは、夫を通じて交友関係が広がったことでしょうか。彼はクリエイティブな仕事をしていることもあり、常に好奇心旺盛な人です。一緒にいることで自分の世界や興味が広がって、新たな扉が少しずつ開いてきたように思います」。

no39_coverstory_ph01 原田さんを“いつも自然体で生きている”と見ている人、あるいは“自然体で生きたい”と思っている人は多いだろう。
「たしかに、無理して突き進むようなことはないですね。常に、気持ちにある程度の余裕を持っていたいと思っています。それが理想かな。『さあ、次は何が来るだろう』と、心の準備をして、新しい出会いがきたら、自分にできることを精一杯やってきました。この仕事は、自分一人の思いだけではできませんから、自然な流れに身を任せることも大切な気がしています」。
自分に無理せず生きる。簡単なようで実はなかなか難しい。
「完璧を求め過ぎると、苦しくなってしまうので、時には片目をつむってみたりしてもいいのではないでしょうか(笑)」。
 今回、映画『おまえ うまそうだな』で、草食恐竜マイアサウラのお母さんとして声で出演した。母と子の、父と子の、そして兄弟の愛と絆を描いた絵本が原作の感動作だ。
「まず、『おまえ うまそうだな』というタイトルに強く興味を惹かれました。そして、とても心が温まるストーリーに感動しました。恐竜たちのお話ですが、不思議なくらい感情移入ができるんですよね。ぜひ家族みんなでご覧いただきたい作品です。私も映画が公開されたら、姪たちを映画館に連れて行こうと思っているんですよ」。


『おまえ うまそうだな』 www.umasoudana.com

ひょんなことから草食恐竜のお母さんの元で愛情豊かに育った肉食恐竜のハート。大きくなり自分の真の姿を知ると、森を飛び出し一人で生きていく決意をす る。ある日見つけた卵から草食恐竜の赤ちゃんが生まれた。「おまえうまそうだな」と食べようとすると、なんと赤ちゃんはハートがお父さんで、自分の名はウ マソウだと勘違い。そこから不思議な親子の愛情が芽生えていく。

原作:宮西達也(ポプラ社刊) 監督:藤森雅也
声の出演:お母さん・・・原田知世 ウマソウ・・・加藤清史郎 ハート・・・山口勝平 バクー・・・別所哲也
公開:10月16日よりヒューマントラストシネマ有楽町より全国ロードショー
上映時間:本編89分 配給:東京テアトル

 

ヘアメイク:木暮モエ(プラス ナイン) スタイリスト:伴 弥希子(有限会社キャブ) 衣装協力:ワンピース、ブレスレット(FRAPBOIS)/ビギ 03-5449-1784
文|鵜居かよ 撮影|川隅知明

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