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イタリア 秋 トリュフの季節到来 アルバの「トリュフ祭り」

イタリア 秋 トリュフの季節到来 アルバの「トリュフ祭り」

のどかな田舎町、アルバ

 キャビア、フォアグラ、トリュフは誰もが知る三大高級食材。一般的にトリュフといえば「黒いダイアモンド」と呼ばれる黒トリュフだが、イタリアにはさらに希少価値の高い白トリュフなるものが存在する。中でもピエモンテ州アルバ産の白トリュフは最高品質として有名だ。 アルバはミラノから南西へ150kmの距離にある。バローロなどの高級ワインの産地としても知られ、スプマンテの産地アスティにも近い。

トリュフ売り。帽子に乗っているトリュフが愛らしい

山と積まれたトリュフ

山と積まれたトリュフ

 白トリュフの「聖地」であるこの田舎町で、毎年10月にトリュフの見本市が開催される。期間中は試食や販売、オークションのほか、毎日のようにイベントが行われ、街がトリュフ一色に染まる。見本市というよりもまさに「お祭り」なのだ。世界中からシェフが買い付けに来るほか、フランスやドイツからもバスツアーが出るほど地元での人気は高い。トリュフは日本名を「西洋松露」といい、木の根元に埋まるように生えているキノコである。味はほとんどなく、土臭い大地の香りを楽しむ。地表から数十cmの深さに埋まっているため、探す時には鼻の利く豚や犬の助けを借りるが、一般的にイタリアでは犬を使う。豚は見つけると食べてしまうことがあるからだ。

パスタの上にかかっているのが白トリュフ

パスタの上にかかっているのが白トリュフ

 一般的に手に入りやすい黒トリュフと比べ、白トリュフの香りは豊潤で、鮮烈。大地の香りとも土臭いとも言われる独特な香りが嗅覚を刺激する。値段は黒トリュフのおよそ10倍。1kgあたり3500ユーロ(約40万円)程度が昨年の相場だ。黒トリュフと同様、スライスして料理に載せたり、パスタに練り込んだりして食する。1回削るごとの値段が設定されている場合と、削る前と後の重さを量って支払う場合がある。
 今年のトリュフ祭りが間もなくやってくる。さあ、イタリアの秋の味覚を堪能しよう。


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