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【Intercity】 美しきカリブ海の楽園へ ~カンクン~

【Intercity】 美しきカリブ海の楽園へ ~カンクン~

1.マヤの最高神が祀られたカスティージョ。4つの面の階段はそれぞれ91段あり、最上部の1段を足せば365段になることから、この建造物そのものがひとつのカレンダーと言える 2.セノーテと呼ばれる自然の泉には、雨の神が宿っていると信じられていた。言伝えでは、雨乞いのために財宝や生贄の人間が投げ込まれたとも 3.生贄の儀式を行なっていた「生贄の台座」壁面の、心臓を食べているジャガーのレリーフ。チチェン・イッツァに見られる華麗なレリーフの数々は栄華を極めた当時を偲ばせる 4.「戦士の神殿」は、周囲を戦士の絵が彫られた無数の石柱に囲まれている

1.マヤの最高神が祀られたカスティージョ。4つの面の階段はそれぞれ91段あり、最上部の1段を足せば365段になることから、この建造物そのものがひとつのカレンダーと言える
2.セノーテと呼ばれる自然の泉には、雨の神が宿っていると信じられていた。言伝えでは、雨乞いのために財宝や生贄の人間が投げ込まれたとも
3.生贄の儀式を行なっていた「生贄の台座」壁面の、心臓を食べているジャガーのレリーフ。チチェン・イッツァに見られる華麗なレリーフの数々は栄華を極めた当時を偲ばせる
4.「戦士の神殿」は、周囲を戦士の絵が彫られた無数の石柱に囲まれている

謎のベールに包まれた古代遺跡、チチェン・イッツァ

 カンクンに来たからには必ず見ておきたいのが、古代マヤ文明の都市として栄えたチチェン・イッツァ。一時はユカタン半島全域を征服するも、およそ800年前に突然放棄された謎の多い古代遺跡だ。高度な建築技術で築き上げられたこの遺跡群には、天文学的な知識も詰め込まれているというから驚く。遺跡中央でそびえ立つ「カスティージョ」と呼ばれるピラミッドは、太陽暦の1年間を正確に表すように建造されている。マヤの人々はこの仕掛けに従い、雨季の到来を予測するなど自然の周期性を利用していたとされる。
 また、カスティージョの隣には、雨神チャク・モール像が鎮座する「戦士の神殿」がある。像の平らな台の上には生贄の心臓が捧げられたという。人間の心臓は、沈みゆく太陽に再び東から昇るための活力を与えると考えられ、彼らはまた新しい一日が始まることを神に願っていたのだ。


Intercity MAP

文・写真|花村謙太朗

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