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男、魂の共鳴 ~心意気が揺らす提灯あかり「けんか山(伏木曳山祭)」

2015年、北陸新幹線 開通でより近くなる富山・高岡

男、魂の共鳴 ~心意気が揺らす提灯あかり「けんか山(伏木曳山祭)」

神秘の海、富山湾からもたらされる春の潮風が、港男たちの魂をくすぐる。
富山県西部に位置する海沿いの港町、伏木(高岡市)。普段は長閑なこの町が、熱き本性を露にする1日、それが毎年5月15日の「けんか山(伏木曳山祭)」だ。昼は美しい花傘を広げた花山車が、宵闇の訪れとともに幻想的な提灯山車へと姿を変える。その先端に大砲のごとく取り付けられた約5メートルの樫の大木(付長手)を、7町6基の山車同士が全力でぶつけ合う「かっちゃ」が繰り広げられれば、提灯あかりの揺れに呼応し、地は震え、人々の興奮とともに町全体は熱情を帯びる。
「かっちゃ」に燃える港男衆、その激しい魂の闘争を、海神に捧ぐ――。

伏木曳山祭
伏木は、恵まれた地の利から、天平時代には越中国府が置かれ、万葉の歌人でもあった大伴家持が国司として赴任。また近世からは越中有数の港町として栄えてきた。「伏木曳山祭」は、その港町の海上安全と海岸を鎮護する伏木神社の春の祭礼として、毎年5月15日に行われる。始まりは江戸時代後期の1814年(文化11年)、海岸にあった神社が波で崩れ、現在地へご神体を移す際に曳山が造られたと伝えられている。神座に七福神が祀られた壮麗な曳山は、港町伏木の歴史文化のシンボルであるとともに、地元民たちのかぎりない誇りだ。1985年(昭和60年7月8日)、高岡市指定無形民俗文化財に指定。

●5月14日 前夜祭

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平成26年度「けんか山(伏木曳山祭)」
開催:2014年5月15日(木)
http://www.senmaike.net/kenkayama/

高岡市観光交流課

TEL 0766-20-1301

文・撮影|松永理佐(編集部)

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