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【TOKAI NEWS】新しくなるお伊勢さん「神宮式年遷宮」(伊勢市)

【TOKAI NEWS】新しくなるお伊勢さん「神宮式年遷宮」(伊勢市)

神宮社殿の建て替えに必要な桧は1万2000本、葦は2万3000束という膨大な量となる。社殿だけでなく、御装束や神宝までも新調される(画像提供:神宮司庁)

親しみを込めて「お伊勢さん」と呼ばれる伊勢神宮。正式名称は「神宮」という。太陽の働きに例えられる天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮:ないくう)と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(とようけだいじんじゃ)(外宮:げくう)の2つの正宮から成る。美しく静穏な日本随一の聖地は、古来より多くの人々に崇められてきた。神宮へ参拝することを「お伊勢参り」と呼び、近年では年間800万人を超える人々が全国各地から参拝に訪れている。
今、神宮では最も重要な神事が進められている。それは20年に一度行われる式年遷宮。式年遷宮とは内宮と外宮をはじめ14別宮の社殿を造り替え、御神体を遷す祭儀である。始まりは西暦690年とされ、戦国時代の中断や幾度かの延期などがあったものの、およそ1300年にわたり続いている。
20年に1度行われる理由について確かな説はないが、桧の素木造りで屋根が茅葺きの社殿を常に清々しい姿に保つため、宮大工や調度品などに関わる工匠などの技術を次代に伝承するため、あるいは古代の法令により、備蓄していた稲の貯蔵年限が20年であったからなどの説がある。
式年遷宮は2005年から始まり、新しい社殿のための御用材を伐採する山の神に安全を祈る山口祭を皮切りに、30以上の祭儀や行事を重ねて行われる壮大な神事である。今年はいよいよ最大の祭儀となる新しい本殿に御神体を遷す遷御(せんぎょ)が10月に行われ、8年に及ぶ神事が最高潮を迎える。歴史的なこの機会に神宮を訪れてみてはいかがだろう。新たな力を得ることができそうだ。

(左から)神を遷す遷御当日に行われる御飾(おかざり)。新調された御装束で殿内を装飾し、準備を整える/内宮の入口にかかる宇治橋も新しくなり、2009年に宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)が行われた/式年遷宮の後に予定されている奉祝行事。内宮神苑では舞楽(ぶがく)が公開される(画像提供:神宮司庁)

3月21日運行開始。近鉄名古屋―賢島と、大阪難波―賢島間の2路線。前売り販売が好調なため、チケットの購入は早めのほうがよさそうだ

ゆとりある旅 近鉄新特急「しまかぜ」

近畿日本鉄道が式年遷宮に合わせて運行を始める新型観光特急「しまかぜ」。大阪、名古屋と伊勢志摩を結んでいる。
大きなフロントガラスが開放的な展望車両、掘りごたつ風の和風個室、リビングのような洋風個室など、バリエーション豊かな車両が特長。海の幸ピラフや松阪牛カレー、地ビールなど、近鉄沿線エリアならではのメニューを楽しめるカフェも備えている。
座席はすべて3列配置のデラックスカー仕様。本革のシートは座席の前後配置間隔を125センチと広くし、電動レッグレストを装備している。快適さを追求した新型特急はプレミアムな旅を楽しませてくれる。


伊勢神宮

三重県伊勢市宇治館町1
TEL 0596-24-1111
www.isejingu.or.jp

近畿日本鉄道株式会社

大阪府大阪市天王寺区上本町6-1-55
旅客案内テレフォンセンター 8:00~21:00
大阪:TEL 06-6771-3105
名古屋:TEL 052-561-1604

www.kintetsu.co.jp

文:竹井雅美(編集部)

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