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インターシティ/Intercity
都市
新旧混在の街並み 人と都市のエネルギー 台北
近年のIT産業の成長により急激な発展を遂げた台北は、現在もその途上にある。
新旧が隣り合わせに混在しつつ、街の至る所で変化が続き、そのパワーに圧倒される。
沖縄・与那国島から西へ100km程度の場所に位置する台湾は日本に最も近い外国だ。日本の700系新幹線が導入された台湾高速鉄路(台湾新幹線)が07年1月に開通し、首都・台北と第2の都市・高雄の間は最速で96分の日帰り圏となった。
新旧が見事なまでに混在し、人々と都市のパワーを感じる街、台北。近年のIT産業の成長により、すっきりしたデザインのビルの建設や、最新型交通網の整備が猛烈な勢いで進んでいる。新交通システムMRTが台北市内を網羅し、10年5月現在も4路線が建設中だ。街の至る所で工事が続いており、幹線道路をオートバイや車が埋め尽くす。
ハイブランドが入居するショッピングセンターのすぐ隣には、長屋状の古いコンクリートの建物が建ち並び、色鮮やかな看板がひしめく。向かい側では飲食店が歩道上に質素なテーブルを並べ、食事時には多くの人で賑わう。三食とも外食がこの街の基本だ。街角の路地にも朝、昼、晩、多くの屋台が並ぶ。幹線道路から一本入ると今にも崩れてしまいそうな建物も多い。どの窓にも金網の内側にぎっしりと洗濯物が吊るされている。新旧の大きなギャップは成長過程にある都市ならではの姿だ。
月曜朝9時、スーツ姿の人々がMRT「南京東路」駅から掃き出されるように現れた。駅前に並ぶ小籠包などの屋台にはそれぞれ短い行列ができる。その場で食べ、オフィスに向かう。台北の日常的風景だ。街の隅々から生きるエネルギーを体感できる街、台北の一部を紹介したい。
光華デジタル新天地
台北のアキバ
パソコン、半導体産業で世界的な実績を上げる台湾。MRT「忠孝新生」駅からほど近い場所に、200店舗以上が入居する6階建ての「光華デジタル新天地」がある。高架下に自然発生的に増えた電脳関連店舗を取り壊し、電脳専門の複合商業ビルとして08年にオープンさせたものだ。周辺は古い長屋にぎっしりと電脳関連の店が軒を連ねる、まさに「台北のアキバ」。軒下に屋台などが並ぶ周辺の古い建物にもコンピュータ関連の広告看板が掲げられており、新旧の同居を感じる場所でもある。
写真上から:「光華デジタル新天地」は台北の新名所でもある/電脳関連の店がずらりと並ぶ/新交通システムMRTが街を網羅しつつある/MRT駅ホームのデジタルサイネージ。到着時間が秒単位で表示/新天地の裏にバラック、その向こうに新しいビル。急成長途上にある台北の象徴的風景の一つ
士林夜市
台湾の熱気を“最大級”で楽しむ
連日深夜まで祇園祭のように賑わう台湾の庶民文化、夜市。B級グルメ、雑貨や洋服、発売直後のiPadまでも店に並ぶ。MRT「劍潭」駅前から続く士林夜市は台湾最大級の規模。週末は身動きがとれないほどに混み合う。美味しさと行列の長さは正比例。映画館前は激戦区だけあってレベルの高い店が多いと評判だ。

- フルーツの飴がけ

- 映画館前の人気店

- 店員は愛想が良い

- 臭豆腐の店には大行列

- カラフルな小物屋

- 飲むように食べる愛玉ゼリー

- 夜市発祥地、慈誠宮

- 映画館前の人気店
台湾DATA
人口:2,268万人/面積:36,190k㎡
言語:北京語、台湾語/通貨:新台弊(ニュー台湾ドル)
アクセス:台北桃園国際空港まで成田空港から約4時間、関西空港から約3時間10分、中部空港から約3時間30分。台北市中心部まで空港から約1時間

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