ある日突然聞こえなくなる
「突発性難聴」とは健康で耳の病気を経験したことのない人が、ある時、突然に耳が聞こえなくなる病気をいいます。
通常は片側の耳(まれに両耳)で発症し、聞こえなくなるのと同時に、耳鳴りやめまいを起こすこともあります。よく外来で耳の聞こえは大丈夫だが、耳が詰まった感じがする(耳閉感)ので耳垢を取ってくれという患者さんがいます。でも、調べてみると耳垢もなく鼓膜も正常で、実は難聴を起こし、突発性難聴だったということがよくあります。
年齢は40~50代に多いのですが、20代、30代といった働き世代にも最近は多く見られます。原因はまだよくわかっていませんが、今のところ、種々のウイルスによる感染や耳の中の血液の循環の不良により起こると考えられています。その他にも、最近ではストレスや過労が引き金になっている可能性があるようです。再発する可能性はほとんどありません。再発する場合は原因として耳の奥の「蝸牛」というカタツムりそっくりの組織が水ぶくれを起こした「メニエール病」や、耳の神経に腫瘍ができる「聴神経腫瘍」などが考えられるので、頭部MRIによる画像診断を含めた精査が必要です。























