大切なのは「常識にとらわれないこと」
高田氏は教育者として、教育制度の違いにも起因すると指摘する。
「アメリカのビジネススクールの授業では、いわゆるケース・メソッドを多用します。実存する企業の様々な問題を提示し、学生があらゆる角度から分析、戦略や戦術を提示するという訓練です。このような教育方法はきわめて実践的なアプローチなので、起業家を目指す学生にとって非常に効果的であるといえます」。
また、「産学協同」がうまく機能している点も見逃せない。
「例えば、ベンチャーに関する授業では、第一線で活躍しているベンチャーキャピタリストがジャッジとして参加し、学生が提示する試案の問題点を指摘し審査するといったような試みをしている実例もあります」。
学生がケースを自ら作成・分析し、実務者の指導を仰げることで、学生は起業をより身近なものにできるのである。
日本の今後を担っていく若い世代は、昨今「草食系」「内向き志向」と言われ、ネガティブな面のみが指摘されがちだ。ところが、日本の学生がもつ潜在能力に対し、高田氏の評価は極めて高い。
ニューヨークで世界各国から集まる学生を教える傍ら、東大や学習院大をはじめとした日本の大学でも教壇に立つ彼の言葉だからこそ、そこには確かな説得力がある。





















