自主性を重んじる校風
神戸市東灘区。山から海に流れる川と風とが気持ち良い場所に灘中学・高等学校はある。歴史を感じさせるエントランスと広いグラウンドに響く元気な声とが、英国のパブリックスクールにも通じる独特な風格を漂わせる。平成19年4月から第8代校長を務める和田孫博氏は灘の校風についてこう語る。「私学のカラーは、管理型と生徒の自主性を重んじるタイプに大別されると思いますが、灘は後者です。養老孟司さんの受け売りですが、入学した生徒にまず話すのは『偏差値というのは偏った数値である』ということ。偏差値70という数値は勉強だから評価されてきたが、もし血圧だったら即治療という特殊な領域。つまりここには非常に強い個性を持った人達が集まっている。違うからといって潰し合ってはいけない。お互いの個性を尊重し合うことが大切であると強調します」。






















