「サッカー強豪国には必ず幅広い底辺がある」
プロを目指す普通のサッカー少年だった平野氏に転機が訪れたのは大学時代だという。「イングランドでの指導者養成コースに参加して感じたのは、パブで語るおじさんや子供たちに至るまで本当にサッカー好きなことでした。草の根の大切さというか、力強さを感じましたね」。
イングランドでのコーチ資格取得後帰国した平野氏は、ジェフ市原にスタッフとして加わり、祖母井秀隆氏と知り合う。弱小時代のジェフのGMに就任し、オシム氏を監督に据えるなどチームを強化、07年からはフランスの2部リーグ、グルノーブル・フット38のGMとなった人物である。祖母井氏は指導法での伝統があるドイツ留学を強く平野氏に勧めたという。「ケルン市のクラブで10歳くらいの小学生の指導にあたりました。ドイツ語もゼロからだったので苦労しましたよ(笑)」。この経験が平野氏の人生を決めることとなる。





















