「緩和」策支援と国別「適応」対策
開発目的と温室効果ガス削減の相乗利益(=コベネフィット)をもたらすコベネ事業は緩和策のひとつである。インドのオリッサ州では植林セクター開発事業が行われ、植林事業により森林が再生された。地域の環境改善と貧困削減の効果とともにGHG(温室効果ガス)が削減された好例で、JBIC(現JICA)の円借款が活用された例である。
CDM(クリーン開発メカニズム)も地球全体でGHG削減効果と削減費用低減に貢献している。現在1800件程度の登録プロジェクトがあり、年間3億トンの削減につながっている。しかし今後先進国は京都議定書よりもさらなる温室効果ガス削減に取り組むことが求められることから、その目標達成のため、クレジットの取り合いが予想されている。CDMのマーケットを広げていくことが必要である。途上国政府が売却利益を貧困削減や地域開発に投資することにより開発効果も生み出される。ODAとCDMは途上国に貢献する点で共通の目的を持っている。





















