途上国の問題は日本にも波及
途上国では排出量削減よりも経済成長を優先し適応策も十分でないため、増水などにより被害を受ける水辺にまとまって住むことが多い貧困層が真っ先に甚大な被害を受ける。そして地球全体の温室効果ガス排出量削減のためにバイオ燃料が開発されたが、途上国ではトウモロコシや大豆など彼らの食糧が輸出用と燃料用に転用され、食糧不足という新たな危機が貧困層を襲った。
途上国だけの問題ではない。食糧不足は価格高騰を招き、食料自給率41%(カロリーベース。生産額ベースは65%。08年度農林水産省発表)と食料を輸入に頼る日本の生活にも大きな影響を与える。
日本人の生活を守るためにも途上国の生活を守る必要がある。途上国の開発援助戦略に低炭素化を図る努力が必要だ。「日本は省エネや防災に関する高い技術を保持しています。これを積極的に援助活動に活用するのがJICAの役割のひとつです」。





















