初代インサイト発売から10年。
2009年2月6日、新型ハイブリドカー「インサイト」が発売された。
2月中に月間販売目標の約3倍、約1万5000台を受注する勢いだ。
この勢いの理由や、いかに?!
text:永野 幸(アクビ・インタラクティブ)

身近な価格を実現 189万円のハイブリッドカー

 バッテリー本数を従来 (※) の11本から7本へ削減するなど、ハイブリッドシステムの各構成ユニットの小型化・軽量化、機能集約を推進しコストを大幅に低減。そのほかにも他車との部品の共有化・最適化を行うなどの工夫を凝らし、低コスト化を徹底的に追求。多くの人にとって身近な価格を実現した。「世の中に役立つ技術は、誰もが手にできてこそ意味がある」。ホンダは、インサイトでハイブリッドカーを広く普及させると共に、新時代を担うスタンダードカーとなるクルマづくりを目指した。
(※)シビック ハイブリッド(2006年モデル)比

低燃費かつトルクフル

 インサイトが採用したハイブリッドシステムは、1.3L i-VTECエンジンと軽量・小型のIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)の組み合わせ。このシステムにより、燃費はJC08モード走行で26.0km/l、10・15モード走行で30km/lと、驚きの低燃費。さらに、コンパクト、高効率、高トルク容量のCVT(ホンダマルチマチックS)を採用することで、発進時のストール回転数を下げ、より低い回転でクラッチを繋ぐ制御が可能に。発進時の力強い加速と燃費向上を実現した。

インサイトに使用されている1.3L i-VTECエンジン+IMA

色の変化でエコドライブ度がわかるアンビエントメーター。

誰でも簡単エコドライブ 3つの「エコアシスト」機能

「ECONモード」
ECONスイッチを押すと「エンジンの出力制御」「アイドルストップ領域の拡大」「減速時の回生充電量の増加」「エアコンの省エネ化」で燃費性能を向上してくれるモードがスタート。スイッチひとつで手軽にエコドライブ!
「コーチング機能」
アクセルやブレーキの操作によって診断されるエコドライブ度を、スピードメーター背景のアンビエントメーターの色でお知らせ。色の変化で感覚的にエコドライブをコーチしてくれる。
「ティーチング機能」
メーター内のマルチインフォメーション・ディスプレイ内(葉)を育て、ステージをクリアしていくゲーム的な要素も組み込まれており、楽しくエコドライブを習得できる。

主なスペック

ホンダ インサイト G(CVT)
全長×全幅×全高(mm) 4,390 × 1,695×1,425
車両重量(kg) 1,190
総排気量(cc) 1,339
最高出力(kw[ps]/rpm) 65[88]/5,800
最大トルク(N・m [kg・m] /rpm) 121[12.3]/4,500
10.15モード燃費(km/l) 30
JC08モード燃費(km/l) 26
10.15モードCO2排出量(g/km) 77.4
JC08モードCO2排出量(g/km) 89.3
メーカー希望小売価格(万円) 189.0