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【Digital Library】『嫌われる勇気』『読書は「アウトプット」が99%』

2015年がスタートしました。2014年は皆さまにとって、どんな年でしたか? 成功したり、失敗したり、楽しかったり、悲しかったり……色々な経験をされた1年だったのではないでしょうか。それを受けて、「2015年はこんな年にしたい!」という強い思いをお持ちの方も多いと思います。そこで今回は、そんな思いを実現するために役立つ、「年の初めにぜひ読んでほしい本」をご紹介いたします。

誰しもが、いまこの瞬間から幸福に?
『嫌われる勇気』

 まずご紹介したいのは『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)です。2014年のベストセラーのひとつであり、すでに読まれた方も多いかもしれませんが、年の初めに読むにはピッタリな本なのでご紹介します。
 フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人である、アドラー。フロイトやユングと比べ、日本ではあまり名前を聞くことのないアドラーですが、欧米での人気は高く、多くの自己啓発書のルーツとなっているそうです。そのアドラーの思想を「哲人と青年の対話」という物語形式で解き明かしていくのが本書です。
 本書は、とある哲人のもとを悩み多き青年が訪ねるところから始まります。哲人は「世界は信じがたいほどにシンプルなところですし、人生もまた同じ」と、青年に語ります。そればかりか、人は「ひとりの例外もなく、いまこの瞬間から」幸福になれると説きます。青年は哲人の持論に拒絶反応を示し、どうにかして哲学者を論破しようと思うのですが……。
 アドラーは100年前に活躍した人ではありますが、その考え方は、私にとって新鮮な驚きを与えてくれるものでした。新しい視点を与えてくれるという意味において、年の初めに、ぜひおススメしたい1冊です。

『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社) 日本では無名に近いアドラーですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。

『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)
日本では無名に近いアドラーですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。

『読書は「アウトプット」が99%』(藤井孝一/三笠書房) 本を「読んで終わり」にするのはもったいない。「読後に何をするか」で、得られるリターンは“ただ何となく読んだ”ときに比べて10倍にも20倍にも。そんな読書術を、本書でご紹介します。

『読書は「アウトプット」が99%』(藤井孝一/三笠書房)
本を「読んで終わり」にするのはもったいない。「読後に何をするか」で、得られるリターンは“ただ何となく読んだ”ときに比べて10倍にも20倍にも。そんな読書術を、本書でご紹介します。

読書をより効果的にする方法
『読書は「アウトプット」が99%』

 次にご紹介するのは『読書は「アウトプット」が99%』(藤井孝一/三笠書房)です。
 本書はいわゆる読書術の本なのですが、読後のアウトプットに重きを置いている点で、他の読書術本と一線を画する内容になっています。
 私もそうなのですが、だいたい読書をしたらそれで終了になる場合が多いです。けっこう本は読む方だと思うのですが、残念ながら、昔に読んだ本について、内容を覚えていなかったり、その内容を活かせていなかったりすることがほとんどだと思っています。本を読むこと自体が楽しいというのは別としても、お金も時間もかけてそれでは「もったいない」と気づかせてくれたのが本書でした。
『本を「読んで終わり」にするのはもったいない。「話す」「書く」「行動する」……読後にこんな“アウトプット”をすることで、本は自分の血となり肉となる』と著者は語ります。
 普段から本をよく読む人にこそ、読んでいただきたい本であり、年の初めに読むべき本でもあると思います。おススメです。
 さて、今回は「年の初めにぜひ読んでほしい本」を2冊ご紹介いたしました。寒い日がまだまだ続きますが、読書を活力にしながら、元気に乗り切りたいですね。

 2015年が皆様にとってより良い年でありますように!

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maeda前田国敏(まえだ くにとし)

情報サイト/情報誌を運営発行する会社で商品企画を経験し、2012年にソニーマーケティング株式会社に入社。同年5月から、電子書籍ストア“Reader Store”の店長として、サービスを運営する。

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