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リニア・鉄道館が 名古屋に誕生

日本の鉄道史を飾る高速鉄道車両を一堂に集めて展示するJR東海が贈る夢のミュージアムが誕生。
今度の大型連休は、このリニア・鉄道館へ出発進行!

過去から未来へつなぐ 高速鉄道の歴史を体験

 高速鉄道車両の展示を中心とした鉄道ミュージアム「リニア・鉄道館」がJR東海の本社が置かれる愛知県名古屋市に開館した。敷地面積2万7500平方メートル、延べ床面積約1万4400平方メートルの広大な施設内には、超電導リニアモーターカーをはじめ、歴代の鉄道車両が合計39両(屋内35両、屋外4両)展示される。車両展示の他にも、新幹線や在来線のシミュレータ、鉄道の仕組みや歴史展示コーナーなども設置されている。
 このミュージアムは、JR名古屋駅から名古屋臨海高速鉄道「あおなみ線」で24分の「金城ふ頭駅」にある。首都圏からはJR品川駅から「のぞみ」利用の場合、最短約2時間でアクセスできる。JR東海が運営するだけあり、東海道新幹線と超電導リニアモーターカー関連の展示が豊富なのが特徴で、他の鉄道ミュージアムとの大きな違いといえる。気になる車両展示は、現在、JR東海が進めるリニア中央新幹線構想(※1)の主役となる超電導リニアモーターカーはもちろん、1999年に東海道新幹線から惜しまれつつ引退した初代新幹線車両「0系」が展示されている。この「0系」には、両親に連れられ一緒に乗った家族旅行や車窓から見える富士山に大はしゃぎした修学旅行など、団塊世代から団塊ジュニア世代には、強い懐かしさがこみ上げるに違いない。また、0系と100系には食堂車まで連結されている涙ものだ。このうち0系食堂車は博多開業時に投入された現存する唯一の貴重な車両だとか。車両以外の展示コーナーの充実ぶりにも注目が集まる。新幹線最新N700系の運転シミュレータは、実物大の運転台に乗り込み自ら操作できる。巨大スクリーンに映し出されるCG映像は迫力満点で、本物の運転感覚をリアルに体験できる(1日約30人限定、抽選)。もう一つ見逃せないのが「鉄道ジオラマ」。細部までの作り込みが半端ではなく、東海道新幹線を中心に東京から大阪まで、沿線周辺の実在風景がかなり忠実に再現されている。
 2011年3月10日の読売新聞によると、共立総合研究所(※2)の試算として、この「リニア・鉄道館」が名古屋市にもたらす経済波及効果は年間42億6200万円と報じている。名古屋市には全国区といえる魅力的な観光資産が意外にも薄いだけに、この「リニア・鉄道館」にかかる期待も高い。今後の展開が楽しみなミュージアムだ。

※1 東京−大阪間をリニア鉄道でつなぐ次世代高速鉄道網。2027年、東京-名古屋間の開業を目指す
※2 大垣共立銀行のシンクタンク

リニア・鉄道館の館内マップ

リニア・鉄道館の館内マップ(クリックすると別ウィンドウで拡大します)


リニア・鉄道館 ~夢と想い出のミュージアム~
愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
開館時間10:00~17:30(最終入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜(祝日の場合は翌日)年末年始
入館料:大人1,000円、小中高生500円、幼児(3歳以上未就学児)200円
※団体割引あり
アクセス:JR名古屋駅からあおなみ線「金城ふ頭駅」下車、徒歩約2分
museum.jr-central.co.jp

文:江崎充哉(編集部)

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