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自由研究 子どもの夏休みの過ごし方
いよいよ夏休みがやってくる。
BUAISO世代としては、子どもにどのような夏休みを過ごさせるかが課題だ。
国境なき世界が予想される将来を子どもたちは生きる。社会の変化に対応して活躍する力を身に付けさせるために、今必要なことはなんだろう。子どもがいる人もいない人も親世代として考えたいBUAISOの自由研究だ。
Benesse教育研究開発センターが2007年に小学5年生、中学2年生を対象に行った調査によると、平日の家庭学習時間の平均は、小学生が81.5分、中学生が87.0分だ。また同センターが2006年に行った世界6都市の小学生の学習時間調査によると、東京の小学生は「およそ30分」「1時間」がそれぞれ2割を占め、次に多い「3時間30分以上」が13%を占める。二極分化は、調査が行われた他都市(ソウル、北京、ヘルシンキ、ロンドン、ワシントンDC)と比べて特異な状況だ。
激化する中学受験による影響も大きい。朝日大学マーケティング研究所が小学3~6年生を対象に2010年に行った調査によると、中学受験を予定する子どもの春休みの自宅学習時間は平均2時間半で、受験予定がない、あるいは未定の子どもの4倍以上に上った。
遊ぶ時間について学研教育総合研究所が小学生を対象に行った調査では、最も多い回答が「1時間~2時間未満」である。遊びの内容についての学年別調査では、3~4年生を境にゲームが急激に増え、集団での遊びが減っている。
「小学生においても塾や自宅での勉強、けいこごとに要する時間が多くなり、また、そのため各々の子どもの遊び時間が食い違うため、子どもたちは遊び仲間を得にくくなっている」「急激な都市化は、十分な都市公園などのオープンスペースの整備を伴わないままに空き地や原っぱなどの子どもの遊び場をつぶし、また、自動車の増加は、それまで子どもたちにとって格好の遊び場であった道路を危険なものにしてしまった」。これらはいずれも厚生白書(昭和54年版)の記述だ。BUAISO世代がまさに小学生か、あるいは生まれる前の事象である。
時代は変化し、子どもたちはさらに多くの「やるべきこと」に囲まれている。夏休みだからこそ、勉強を忘れて思い切り遊ばせるか、受験勉強に邁進させるか、家族でバカンスを楽しむか……。選択肢は多い。
文:羽田祥子(編集部)、渡辺麻実(4P目) イラスト:ホリオナオキ
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