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志+海外経験+営業能力= 日本のエコ商品や技術を国内外に発信・販売

志+海外経験+営業能力= 日本のエコ商品や技術を国内外に発信・販売

 小売りと並ぶエコトワザの主力事業は輸出コンサルティング。具体的には、南部鉄器と製紙会社の2社から業務委託を受け、海外向けの展示会などの企画を代行している。
 エコトワザは現在、大塚さんともう一人の役員の2名にパート社員3名の体制。今年4月からは初の新卒社員が入る。
「いい意味で商売っ気がある人なのでとても期待しています」
 最後に、大塚さんに組織作りのアドバイスを聞いた。すると、「自分という人間ではなく会社の理念に賛同してくれるスタッフや株主を集めること」という意外な答えが返ってきた。親しい友人との起業には注意が必要のようだ。
「起業したときに入ってくれたのは高校時代の同級生です。創業期の5年間を支えてくれましたが、WEBデザインの道を歩むために独立しました。今では仕事上の付き合いはありません。彼女は、エコトワザではなく私への期待で会社にいてくれたのだと思います」
 現在のパートナーである役員は筋金入りの環境活動家であり、全国を回って妥協なきエコ商品探しを続けている。コンセプト作りが得意な大塚さんとの役割分担は明確で、ほどよい緊張感もある。
 創業時の株主も同様だ。銀行員出身の人で、エコトワザの理念ではなく大塚さん個人に期待して投資をしてくれた。
「ありがたいことなのですが、最後までかみ合いませんでした。『エコにこだわらずに事業展開しよう』などと提案されましたが、会社の理念に反してしまいます。株主をやめてもらいました。今の株主は2人とも起業経験のあるアメリカ人で、アドバイスがポジティブで有益です。定期便のアイディアも彼らからもらい、実行を約束しました」
 迷走した時期もあったが、「環境と経済を両立させる」という志だけは捨てなかった。営業は方針転換をしつつもあきらめなかった。海外経験と英語能力を柔軟に生かしてきた。だから、今のエコトワザがあるのだ。


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大塚 玲奈(おおつか れいな)

1980年生まれ。10歳まで米国ニューヨーク州で育つ。一橋大学卒(在学中に米国カリフォルニア大学バークレー校に交換留学)。リクルートで住宅情報事業部にて営業や事業企画などを経験し、2006年株式会社エコトワザを設立。

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