経済は回復基調、誇り高き挑戦者たれ
資産デフレに見舞われた「失われた10年」から完全に抜け出せないまま、国際金融危機の津波に飲み込まれ喘いでいる日本経済である。しかし日本の社会・金融システムにそれほどの欠陥があるわけではない。昨年、日本人は政治改革と社会の公正さを求めて政権を変えた。今までのところ、690兆円という巨大なストックを抱えた国債市場も株式市場も通貨価値も暴落はしていない。依然5%を超える失業率だが、米国の半分のレベルだ。日本の繊細な工業技術力、リチウム電池など世界の最高水準と言えるし、環境対応車に代表されるように地球環境保護への貢献度も非常に高い。
日本経済が目覚ましい発展を遂げた昭和30~40年代、集団就職で上京し社会の厳しさに泣かされても諦めずに頑張ってきた若者や、映画『三丁目の夕日』の中で目を輝かせて東京タワーを見上げていた子供たちが築き上げてきた日本の豊かさ、現代の迷える日本人はその遺産にすがり、その利子で食いつなごうと姑息なことを期待してはいまいか。





















