食事する人を包み込むような空間
元々この場所にはドリュー・ニーポーレント氏がオーナーの「Montrachet(モンラシェ)」という有名なレストランがあった。このトライベッカというエリアが、グルメなニューヨーカーたちの人気スポットになった先駆けともいえる店だ。そのニーポーレント氏が2008年9月、リメークのパートナーに選んだのがポール・リーブラント氏。NYタイムズで三ツ星の評価を得た、コンテンポラリー・フレンチの若手奇才シェフである。 「モンラシェ」は、レンガ造りの歴史的な建築美からも、マンハッタンの「食」のランドマークと言われていた。再出発にあたり、オーナーであるニーポーレント氏は、新しいレストランにもこの建築美を留めつつ、新たな趣を再定義したいと後藤氏に要請したのだった。 後藤氏は、限られた予算の中からも、ラグジャリアスな雰囲気を醸し出したいと考えた。そのために「食事をしている人を包み込むような空間を作りたいと思いました」。





















