資生堂でのビジネスモデルコンテストから
最近よく耳にするワーク・ライフバランス。ワーク(仕事)とライフ(生活)のバランス(調和)。これが企業にとっていかに必要なのか。これを唱導している小室淑恵さんに話を聞いた。育児支援制度に対するよりも、未来の"介護"に関わる人こそより深刻に考えなくてはならないという。
小室さんは新卒で資生堂に入社、2年目に社内ベンチャーのビジネスモデルコンテストに応募し優勝。育児する女性が休業期間中にイーラーニングで学び、スキルアップして復帰できるプログラムを開発した。これが今のビジネスの基礎である。
起業をした2006年頃は、男性の育児休業者や管理職の介護休業者、また特にIT企業でメンタル面を患って休職する人が増えていた。つまり、男女年齢問わず誰でも休む可能性がある。だが、日本では長時間労働ができないと評価されない風土が根強く、復帰しても時間や体調などの制約が原因で実力を発揮できず、結局離職してしまう。「職場と、長時間労働に依存した働き方そのものを変えなくてはならない」そのように感じ、介護やメンタルで休業する男性も視野に入れたプログラム「アルモ」を開発することとなった。
実は、起業前、それも資生堂に辞表を出した翌日に妊娠が発覚していた。しかし、立ち上げメンバーから「出産するからこそ休業者の気持ちを理解できる」と祝福され、出産も起業も成し遂げたのだった。






















